ソフトバンクがドコモのらくらくホンをパクったという事実。  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年、つまり3年前の話です。
ソフトバンクの起こした諸問題解説。【第2版】」にも掲載していますが、ソフトバンクから出た東芝製の「かんたん携帯821T」がドコモの富士通製「らくらくホン3」のデザインをパクったという事件が起こりました。

ドコモ、ソフトバンク「821T」製造/販売差止で仮処分申請
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39023.html


販売前にドコモが警告したにも拘わらずそのまま販売開始したため、製造販売差し止めの仮処分申請、さらには訴訟にまで発展しました。
デザインのパクリ、という事で思い起こされるのがApple iPhone vs SAMSUNG GALAXYシリーズのアメリカでの裁判ですね。
まあこちらはホーム画面やアイコン、タッチ操作なども含めての裁判となりましたが、構図としては良く似ていると思います。
これに関して孫正義信者masa_tokuが暴れてたのですが、それが孫正義とソフトバンクに頭部危険球投げまくってるだけだと気付かせてあげるために、わざわざまとめてあげようと思います。
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Apple vs SAMSUNGの戦いとの大きな違いはというと、まず「特許や意匠権に基づいたものではなく、不正競争防止法に基づくもの」であるという事。
これはまあ富士通が意匠権取っとけって話ではあります。

もう1つは「訴訟元であるドコモ・富士通のらくらくホン3の開発者がソフトバンクに転職し、821Tの開発に携わった」事。
アップルvsサムスンに当てはめると「サムスンがアップルから開発者引き抜いてパクった」というような感じ。

そして最も注目すべき点は「デザインやUIなど、端末の仕様においてキャリアが関わっている」という事。
日本では、端末開発にはキャリアがガッツリと関わってきます。
故に「ガラパゴス携帯」などと揶揄される事となるわけですが、それはさておき。


・・・これだけで、大体事情はおわかりになるかと思います。
要するに「ソフトバンクが、シニア向け携帯を作るために富士通から開発者を引き抜き、らくらくホンをパクった」という事です。
やってる事のエグさがサムスン以上です。

で、これについて堂々と言ってるソフトバンクって・・・


(cache) auとソフトバンクの春モデルを採点・勢いがあるのは? モバイル-石川温のケータイ業界事情:IT-PLUS
http://megalodon.jp/2008-0318-1310-05/it.nikkei.co.jp/mobile/column/columngyoukai.aspx?n=MMIT0f000030012008


■「らくらくホン」開発者がつくったシニア向け携帯

 個性的な端末を用意しつつ、確実にユーザーを獲得できるモデルを用意しているのも、今回のソフトバンクモバイルの特徴だ。特に「かんたん携帯 821T」は、シニア向けに開発されたモデルとなっている。シニア向けと言えば、NTTドコモの「らくらくホンシリーズ(富士通)」が累計販売台数1000万台を突破し、稼働台数も500万~600万台という大人気モデルだ。ソフトバンクモバイルも821Tを投入することで、NTTドコモと富士通が得意とするシニア市場を取り込もうとしている。

 しかし、この821T、よくみるとNTTドコモ「らくらくホンⅢ」となんとなく酷似しているようだ。3つのワンタッチボタン、日本語表記の操作ボタンといった第一印象だけでなく、触ってみるとメニューの表記や操作性なども「らくらくホン」にそっくりだ。東芝らしさといえば、同社の端末に採用されている「くーまん」がいるくらいだ。

 もしやOEM供給かと思いきや、実はかつて富士通に在籍し、らくらくホンに携わっていた開発者が、ソフトバンクモバイルに転職して821Tを東芝と一緒になって開発したのだという。「余計な機能は搭載せず、ボタンの形状もドーム型で押しやすくするなど、富士通のらくらくホンよりも使いやすくしました」(ソフトバンクモバイル開発者)と、使い勝手に胸を張る。


胸張ってんじゃねーよ。

「なんとなく酷似」という日本語に違和感を感じてアレですが、まあとにかく似てるって事です。
それも当然、ソフトバンクが富士通かららくらくホン開発者を引き抜いてパクったんですもん。
完全に模倣する気満々です。
「ボタンの形状もドーム型で押しやすく」と、ちょこっと変えたりはしてるようですが、さすがにその程度では通らないでしょ。

で、これに対してドコモと富士通がキレたわけです。
そりゃキレるでしょ、引き抜かれてパクられたんだから。
販売差し止めの仮処分申請を経て訴訟を起こしたドコモと富士通ですが、最終的には和解で収まったようです。


ドコモやソフトバンクなど、「821T」販売・製造差止訴訟で和解
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/44963.html


「ドコモ側の訴訟の却下」ではなく和解ですので、訴訟内容が認められたという形になりますね。
ただ、821Tの製造販売はそのまま継続、和解金の発生も無しという謎の結果に。
というか和解内容は非公表なんですよね、これ。
公表するとマズい内容のようです。

ちなみにこの後、821Tの後継機が出たのを最後に(多分)、ソフトバンクから東芝の端末が出なくなりました。
さらに東芝は携帯電話事業を富士通と統合することになりました。
裁判の結果と関係無いとは言えないでしょうね。


さて、この件でもう1つ言っておくべき事があります。
それは孫正義の存在。

しかし、事業を始めて1年半のソフトバンクモバイルはそういった過去のデータはない。それに加えて孫社長自身が積極的に商品開発に携わっているため、冒険的なモデルが次々と投入できるのだろう。


積極的に商品開発に携わる孫正義。
うん、カンブリア宮殿でも言っていた通り、孫正義が積極的に商品開発に関わってますね。
デザインにも文句を付けてる姿が放映されていましたね。
最終的にGOサインを出すのは孫正義ですね。

さて、このらくらくホンのパクリに関してはー?

当然関わっているでしょうね。
最終責任者は孫正義です。
サムスン以上のパクりスピリットがビンビン感じられますね。
今すぐ日本から出て行ってほしいと思います。

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と、ここまでアップルvsサムスンのアメリカでの裁判と絡めて書いてきましたが、この裁判については皆さんちゃんと理解しておく必要があると思います。
日本ではアップルvsサムスンの裁判は結果だけを報じるとこがほとんどなため、サムスンが一方的に問題ありみたいな論調になっていますが、

・アップルは三菱からピンチズーム操作をパクって(三菱がピンチズーム搭載製品をアップルより先に販売していた)、あまつにもその操作を2011年になって特許申請。しかもこの申請がなぜか通ってしまう
・サムスンは「アップルからはパクってない。他社からパクった。だからアップルに対して賠償責任は無い」と斜め上のいいわけを言い放つ
・デザイン特許に関しては、パネルの角丸デザインと筐体の角丸デザインという2つの要素でそれぞれ判断。端末サイズや縦横比率、ホームボタンの形状や有無、大きさといった部分は一切考慮されない判決
アメリカは陪審員制度があり、今回の評決は陪審員の判断によるもの。しかし当然ながら判断が片方に偏りがちであり問題になっているhttp://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/4117/lawA-1.html
・懲罰的な意味合いが強い高額な賠償命令はアメリカならでは。これも問題となっている

要するにパクリっぷりはどっちもどっちですし、アメリカの陪審員制度が無茶苦茶です。
今回の件で良くわかりましたが、陪審員制ヤバ過ぎです。
陪審員の心証さえ誘導出来ればいくらでも判決を操作出来ます。
この陪審員制度のヤバさは「マクドナルド・コーヒー事件」などが有名でしょう。

こんな制度で出た結論を「サムスンが巨額の賠償金を支払う判決が出たー」なんて言って騒いでる奴はアホです。
「原発は安全です」という結論を、何も考えず「ほら、原発は安全だ!」と言っているのと同じです。

この裁判についてはいつかまとめたいところですが、ヒマがあれば。
それに、結局「ユーザーにとってどうか」という点が置き去りにされている事は考慮すべきです。


で、日本でもアップルが提訴してたわけですが、訴訟内容は

・画面端での跳ね返り(バウンスバック)UIの特許侵害
・パソコンと端末とのデータ同期に関する特許侵害

のみであり、端末デザインに関しては争点となっていません。
これはシャープが端末デザインの意匠権を取得しているため、アップルはデザインに関しては主張出来ないためです(多分)。
またバウンスバックに関してはドコモが特許回避のためにサムスンと共同で修正済みだそうです。

このあたりの話は、まさとくもツイートしてたこの記事をどうぞ。


スマホの進化にあわせたドコモの“秋モデル” - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120828_555838.html?ref=rss


で、中間判決が8/31に出まして、データ同期に関する特許は侵害してないとの判決に至りましたとさ。
バウンスバックに関しては来年になりそうとのこと。まあこっちも問題無いでしょうね。
で、これに関してまさとくがファビョってるので、そちらはツイッターでお楽しみ下さい。
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