あれ? ソフトバンクって結局何も値下げしてないよね?  このエントリーをはてなブックマークに追加

テザリングやらないだろと散々予想して煽ったところ、結局テザリングやることになるなど予想がモロに外れてアレなのーそふとばんくです、こんにちは。
これに関しては後で反省会を行いたいと思う次第であります。いや本当に。

で、本題。


ソフトバンク、iPhone 5でテザリング提供へ - ケータイ Watch


こういう記者会見ネタはケータイwatchを引用するのが1番です。
という事で、ソフトバンクがau対抗策を発表しました。
色々ゴチャゴチャやって言ってますが、1点だけ、しっかり注視すべきです。

結局、これ何も値下げしてないよね?
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テザリングオプション提供(ただしパケット定額自体が別プランに変更されるので注意)、auの24時間定額通話オプションパクり、iPhoneお下がり純増水増しプラン、ADSL普及策など、色々発表したソフトバンクですが。

結局、iPhone5の基本料は980円、パケット定額は5460円。
パケット定額は旧モデルのiPhoneと比べると1050円値上げ、最低維持費は980+315+5460=6755円。

何も変わってないんです。何も値下げしていません。
下取りも、下取り金額が1000円ずつ分割で還元されるというだけの話であり、値下げでも何でもありませんし。

それを「実質パケット代」という意味不明な主張で誤魔化そうとするのがソフトバンク。
結局トータルの金額は提示されてないでしょ?
おかしな話です。

会見では乗り換えの場合の実質のパケット代として



パケット代 5460円
のりかえ割 -980円
下取り -1000円
スマホBB割 -1480円

実質2000円

などと言っていますが、何度も言いますけど下取りは別に利用料金の値引きではありません。
というか、au版iPhoneは下取り出来ないはずですよね? サイトにも「ソフトバンクのスマートフォン」って大々的に書いてますし。
この時点でメチャクチャです。

ソフトバンクで過去に契約した端末なら下取り対象らしいので、確かにパターンとしてはあリます。
でも、何? ソフトバンクでiPhone4S 64GB契約→MNP→またソフトバンクにMNPしてiPhone5契約、これを1年以内にやるってか?
ソフトバンクのiPhoneブラックリストに入っててもおかしくないと思いますが。iPhoneだけ査定厳しいですし。
しかも違約金ほぼ確定でしょ、この場合。
いい加減にしろ!

のりかえ割は基本料が2年間割引というだけでパケット代は全く関係無いし、これauも同等。

スマホBB割は、Yahoo!BBは対象外、Yahoo!BB with フレッツ光は対象外。
主な対象がADSLのホワイトBB、ごく一部のケーブル事業者、たった1つの光回線事業者のみ。
そして九州電力のBBIQの場合は値引き額が小さい。
対象になるのはごく一部でしかありませんし、基本的にはADSLがさらに普及していく。
auと比べるだけ恥ずかしい話です。
単にauと同じ事をしてる、値引きしてるという事実だけが欲しいのでしょうね。

よって、実際はやっぱり5460円、実質も5460円でしかありません。


auの場合は、スマートバリューの対象になるのは光回線とケーブル回線の事業者だけ。ADSLは対象外です。
しかも光回線は中部地区のコミュファ、関西地区のeo光、その他地域のauひかりと全国的に網羅していますし、ケーブルに至っては最大手J:COMを始め多くの事業者が対象。
都市部であればまず対象回線を申し込む事が出来ますし、高速回線で、ADSLと違って電話加入権も必要無い。
実質パケット代という指標に合わせるなら、ソフトバンクを圧倒しているという事になります。

実際、auだと最低維持費は980+315+5460=6755円でソフトバンクと同じですし、乗り換えなら2年間基本料無料、スマートバリューなら1480円引き。
下取りは値引きではないので関係無し。端末売れば即金で手元に。
たったこれだけの話であり、現在ソフトバンクの人がauに乗り換えれば、iPhone5に関してはソフトバンクより安く使える。
それが事実です。単純な話です。

さらに言うと、auはテザリングについて何も変わりませんが、ソフトバンクはテザリング対応で罠を仕掛けていました。
これによりユーザーは大損です。
詳しくはhttp://nosoftbankno.blog84.fc2.com/blog-entry-213.htmlをご覧下さい。


また、ここのところみんな忘れているのか全く触れられていませんが。

ソフトバンク、電波悪いままですよ?

大体、これまで「800や900MHz帯が無いから繋がらない、2GHz帯では繋がらない」とさんざん言ってきたのに、LTEはその2GHz帯のみですからね?
900MHz帯で広がったエリアはLTEが使えないんですよ。
しかも900MHz帯はまだ全然広まってませんし、もうすぐ9月末ですが、あのエリアマップ通りエリア構築されましたかね?
もしあの赤で塗りつぶしたエリアにいてプラチナバンドが繋がってない人がいたら、君、騙されてますよ。

auはその辺は嘘をつきませんし、エリア構築はしっかりしています。
もちろん2GHz帯のLTEのエリアは狭いですが、CDMA2000の利点で3G用の周波数との干渉が避けられているので品質がいいとKDDIはアピールしています。
また、12/31までに契約すればパケ代は従来通り。
このあたりもコストパフォーマンスを考慮する際に勘案すべき点でしょうね。


ただし、機種変だと話は変わると言っておきます。
ソフトバンクは機種変する人に対して基本料を1年間半額としています。
まあトータル約6000円ではありますが、こういう既存ユーザーへの優遇は良いと思います。
その分、パケット代に転嫁されてるんでしょうけど。
auもいい加減そこは見習うべきだと思います。


という事で、何度も何度でも繰り返します。
ソフトバンクは今回、何の値引きもしていません。
下取り分の分割還元は値引きではありません。
パケット代は1050円値上げです。
基地局のLTE対応はパラメーターを遠隔操作で書き換えるだけらしいので、値上げの根拠も無さそうですし。
電力会社の原価統括方式も真っ青です。競争で値段は下がるはずなのですが・・・

結局、ソフトバンクはパケット代5460円を防衛線と考えているという事。これ以上下げる気は無いでしょう。
「auが値段下げたら対抗する」とか言ってましたが、裏を返せば「auさんもこれ以上下げたくないでしょ?」と言っているわけですからね。
さらに、auのオプションパクったという事でオプションが増えてるんですよね。
要するにまた強制オプションが増えるという事。
またまた値上げ、ですね。

まあユーザーも冷静に考えて、事実に気付くかとは思いますけどね。
ちゃんと数字を見る事をオススメします。

あー、あと維持費という部分だけ見るならドコモも忘れないであげて下さいね。。。
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