ソフトバンクがLTE基地局数でデマを撒いた、嘘をついた。  このエントリーをはてなブックマークに追加

ソフトバンク、iPhone 5でテザリング提供へ - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120919_560689.html


この9/19のソフトバンクの「緊急記者会見(笑)」で、ソフトバンクはLTEの基地局免許数をアピール。
でも、この数字は嘘だった事が発覚しました。

さらに、9/21に悪びれもせず基地局数をアピールしていましたが、これにも嘘が紛れています。
解説しましょう。
--

スポンサードリンク


--
まずは緊急記者会見(笑)での基地局免許数について。
当初、来年3月末時点でのLTE対応基地局免許数が、ソフトバンクは10673局、auは4516局だとアピールしました。
しかし、これが大きな間違い。



これが訂正後の資料で、実際は8/18時点でのLTE対応基地局免許数でした。
KDDIにしてみればとんでもない話です。来年3月末でたった4516局のわけがありません。
というか、そもそも根本的な問題として、1ヶ月前の基地局免許数では何も測れませんし、他社の実際の運用状況なんか簡単にわかるはずもありません。

そして、基地局数では何も測れません。
だってソフトバンクは2GHz基地局で構築したエリアは、ドコモやauと違って穴だらけで繋がりませんよね。
900MHzの運用開始前の時点で18万局もあったのに、ですよ?
その2GHz基地局をLTEに転用するというのですから、LTEエリアも穴だらけである事は容易に想像出来ます。
しかも、LTEに転用出来る屋外基地局は7万局弱であると宮川CTOが明かしています。
18万局から比べれば随分と少ないですね!

auの場合は、基本的に800MHzでエリアを構築し、通信量の多い地域では2GHzをサブ的に重ねています。
そのため、2GHzの基地局数は約14000局。
これが都市部でトラフィック対策として設置されています。

要するに、iPhoneに関しては、この通信量の多い地域でLTEで通信出来るようにする、というのがそもそものKDDIのスタンスです。
そしてその他のLTE対応機では800MHzと1.5GHzで利用出来るようにしている、という事ですね。


また、KDDIの田中社長は9/21のiPhone5発売イベントでは来年3月末でのLTE基地局数の予定を語っています。


auから“本命”の「iPhone 5」発売、田中社長が熱弁 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120921_561344.html


ここで、先ほどの嘘基地局免許数についてソフトバンクに抗議した事を明かしました。そらそうよ。
そして、2013年度末で2GHzのLTE基地局数は1万を超えるとしました。
つまり、現在ある2GHz基地局の7割以上をLTE対応するそうです。

ちなみに今回のiPhone5ではLTEばかり注目されていますが、ソフトバンク版ではHSPA+が、au版ではWIN HIGH SPEEDがそれぞれ対応しています。
3Gでも全国的に高速通信規格が使えるという点ももっと注目されるべきだと思います。
・・・あ、ソフトバンクの場合は1ヶ月1.2GB制限があるから大して使えないんでしたっけ。


で、これを踏まえてソフトバンクのiPhone5発売イベントを見ましょうか。


iPhone 5発売、ソフトバンク銀座に孫社長と上戸彩が登場 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120921_561338.html


ここで孫正義は現在のLTE基地局の稼働台数は7300局とし、現時点での実人口カバー率は「約60%程度ではないか」としました。

嘘くせー!

18万局もあって、7300局でそんなにカバー出来ますかね?
というか人が住んでるとこしかLTE化してないんじゃないですかね。
人がいるのは家だけではありませんよ。まさとくじゃあるまいし。

これではどこまで使えるのかわかったもんじゃありません。
行動範囲でLTE入らないと意味無いじゃないですか。
しかも穴だらけでブツブツ切れるソフトバンクの2GHzエリアですよ?


またここでも免許数をやたらアピールしていましたが、総務省の免許情報検索を使えばどの程度の出力の基地局を打っているかがわかるんですよね。
これでソフトバンクのLTE基地局を調べると?

http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=C&DFCD=0001361247&DD=1&styleNumber=21

5M00X7Wとあるのが5MHz幅で下り最大37.5MbpsのLTEです。
2152.5MHzで検索すると引っ掛かりますが、これは一例ですが、このように10mWというフェムトレベルの基地局が多数存在します。
もちろん都市部ではこの極低出力の基地局も大切です。が、残念ながらこれではエリア化出来る広さはせいぜい10m程度でしょうか。
数えてないのでわかりませんが(人力では無理)、このフェムトレベルの基地局が多いなら、数で比べるのは全くの無意味です。

また、広範囲をカバーするマクロ基地局は15Wが主な出力のようです。

http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=E&DFCD=0001306428&DD=1&styleNumber=21

さらに言っておくと、いつも中継局を基地局としてカウントする事で有名なソフトバンクが中継局の数を入れていません。
携帯・PHS関連@Wikiさんの集計によると、8/4時点で3477の中継局があります。
中継局が多過ぎるとデータ遅延や容量不足による輻輳が起こりやすくなりますが、LTEに関しては大丈夫でしょうか。


ではKDDIは?

http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=A&DFCD=0003074724&DD=1&styleNumber=21

これも一例ですが、auの2GHzでのLTEは10Wのマクロ基地局を打っているのが多いようです。
気になるのが、3Gは20Wで吹いているのにLTEは10Wにしていたりするんですよね。
何か理由があるのでしょうか・・・3GとLTEのセルエッジを同じにしたくないとか?

ソフトバンクの場合、3GとLTEの出力が同じのようなので1局のカバーエリアは同じ。
3GとLTEの切れ目が同じ・・・これってマズくないんですかね。素人なのでサッパリですが。

まあそれはさておき、あとは4Wなど規模は変えつつ、基本的には中~大規模出力の基地局を打ちつつ、東京など最も通信量が多い場所では348mWなどマイクロ基地局を打つのがauのエリア構築の方法のようです。
ちなみに中継局は8/4時点で1289です。これも注目点ですかね。


という事で、数だけ比べても無意味というのはこういう事。
さらに、出力だけ見たところで設置場所や基地局の種類など色々な兼ね合いはわからないので、やっぱり何もわからないんですけどね。
上のは単に俺の見立てですので参考程度に。

--

この時点で単なる数合わせで勝負しにくるソフトバンクと、応戦するau。
そこじゃないでしょ? と思うわけですが。
素直に事実を述べて、素直にユーザーに情報公開すべきじゃないですかねぇ。
ソフトバンクの糞エリアマップと基地局数の嘘、auのマップすらないLTEエリア公開。
どっちもアレですよ。ソフトバンクの方が格段に悪質ですが。

LTEが注目の的となっていて、そこで会社同士もユーザーも信者もアンチも騒いでますが、3G回線でもみんな繋ぐわけですから、ここだけ騒いでも本当に意味無いです。
もっと総合的に見ないと、どちらも痛い目に遭いますよ。
1番はユーザーの利益、でしょ?

ま、要するにパケ代が変わらないし月間上限こそあるけど短期制限は緩くなったauと、パケ代を値上げして3G回線に前と同じ制限を掛けるソフトバンク。
2GHzでトラフィック対策を行なっている都市部でしかLTEが入らないauと、繋がらない2GHzでLTEエリアを広げるソフトバンク。
どちらがユーザーに納得してもらえるでしょうか、というお話。

・・・何か、微妙にズレたかも。
とにかく、嘘をつかない、ユーザーフレンドリーな会社は、さて一体どこでしょうか?
それを考えて下さいね、ユーザーの皆さん。
関連記事
スポンサードリンク  
 
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 携帯ブログへ


テーマ : iPhone5
ジャンル : 携帯電話・PHS

Twitter
no_softbankをフォローしましょう
ふぉろみー。
最新記事
amazon
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク