孫正義が電波割当方針でブチ切れたとかいう件があらゆる面で正当性が無い事を証明する  このエントリーをはてなブックマークに追加

久々に糞みたいな行動を起こしやがりました。

「2.5GHz帯の追加割当はUQ」、一部報道で孫氏怒りの会見 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20130725_609149.html


あまりにも内容が酷く嘘と矛盾だらけであり、しかも素人にはそれらが理解しづらいものなのに、ツイッターで孫正義と宮川CTOの嘘デマコンビがギャーギャー騒いでいて実に糞です。

なので、俺がこいつらの嘘デマ矛盾を全部指摘します。
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孫正義並びにソフトバンクの主張が、いかに全くもって的外れかつ正当性が一切無いか、という理由は以下の通りです。


・ソフトバンクは、所持している電波が日本一多い
・電波効率を考えると、新割り当て帯域と隣り合う周波数を持っているUQに割り当てるべき
・WCPはUQよりも圧倒的にユーザーが少なくエリアも狭い
・ソフトバンク並びにWCPはMVNOに回線を貸し出した実績が皆無
・公正な割当を実現する「電波オークション」に反対していたのはソフトバンク
・なぜか900MHzや700MHz割当の際には一切文句を言っていない
・天下りが理由なら、900MHzや700MHzはソフトバンクに割り当てられていない


もうね、多過ぎてまとめるの面倒なんですけど。死ねよ孫正義と宮川。
後で随時追記していきます。

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・ソフトバンクは、所持している電波が日本一多い

今回の話について軽く説明。
新たに高速通信用の電波を総務省が事業者に割り当てる事になったのですが、最終的に候補に残ったのがAXGPを展開するソフトバンク子会社で孫正義が社長を勤めるWireless City Planning(以下、WCP)と、WiMAXを展開するKDDI傘下のUQ Communications(以下、UQ)。
で、まだ総務省から割り当てが発表されていない段階で、日経がUQに全て割り当てとリークしたわけです。
そしたら孫正義と宮川CTOの嘘デマ糞コンビがギャーギャー騒ぎ出したというのが現在のところ。


まず、孫正義並びに宮川CTOは「UQに20MHz幅を割り当てると所持する帯域幅がWCP 20MHz、UQ 50MHzとなり不公平だ」と言っています。
しかし、まずこの時点で大きな嘘があり、WCPへ割り当てられた帯域幅は30MHzです。
ただ、2014年まで運用制限があるだけです。2015年からは使えます。
早速嘘をつくあたりがカスですね。

で、このWCPはソフトバンクの子会社であり、UQはKDDIの子会社です。
つまりこの両社の所持する電波免許はそれぞれソフトバンク・KDDIのものと取って差し支えありません。
WCPのAXGP、UQのWiMAX、それぞれソフトバンクとKDDIから出ているAndroidスマートフォンやモバイルWi-Fiルーターで利用出来る状況にありますからね。
実際、俺が現在使っているauのISW11SCはWiMAX対応機です。

とすると、WCPとUQだけで比べたところで全くの意味をなさないわけです。
グループ会社のトータルで考えなければなりませんし、また契約数も考慮しなければなりません。ソフトバンクはたっぷり水増ししてるけど。

では、ドコモを含めた3社の所持している電波と帯域幅について記載してみましょう。

ドコモ

700MHz:20MHz幅
800MHz:30MHz幅
1.5GHz:30MHz幅(※東名阪では使用出来る帯域幅が2014年までは限定される)
1.7GHz:40MHz幅(※東名阪限定)
2GHz:40MHz幅

計:160MHz幅



au

700MHz:20MHz幅
800MHz:30MHz幅
1.5GHz:20MHz幅
2GHz:40MHz幅
2.5GHz(UQ):30MHz幅

計:140MHz幅



ソフトバンク

700MHz(イーモバイル):20MHz幅
900MHz:30MHz幅(20MHzはRFID移行まで使用不可)
1.5GHz:20MHz幅
1.7GHz(イーモバイル):30MHz幅
1.9GHz(ウィルコム):31.2MHz幅
2GHz:40MHz幅
2.5GHz(WCP):30MHz幅(10MHzは2014年まで使用不可)

計:201.2MHz幅


見ての通り、今はソフトバンクが最も周波数の種類が多く、帯域幅も最大です。
PHSの電波を加えているのは、かねてよりソフトバンクがイーモバイルとウィルコムの契約数を加えて「ソフトバンクの契約数」と発表しているからです。
何か問題でも?

793974406.jpg

この状況を見れば、KDDIグループであるUQに割り当てた方が公平であると断言出来ます。


・電波効率を考えると、新割り当て帯域と隣り合う周波数を持っているUQに割り当てるべき

また、割り当てられる電波の周波数は、UQに現在割り当てられている周波数に隣り合う、かつWCPの周波数とは離れているため、UQに割り当てた方が電波の有効利用に繋がります。

wcp_with30mhz.png

また、この図を見てもやはりWCPには30MHz幅が割り当てられています。


・WCPはUQよりも圧倒的にユーザーが少ない

WCPの契約数は約140万、UQの契約数は約410万と現在のところトリプルスコアです。
さて、これを踏まえて今回の割り当て審査基準を見てみましょう。


広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)用周波数の割当てについて
http://www.soumu.go.jp/main_content/000218764.pdf


審査は最低限満たすべき基準と、割り当てを希望する事業者間で比較審査される競願時審査基準とがあり、いずれも当然ながら事前に公表されています。でないと申請自体出来ませんからね。
割り当てを求める事業者はこれに基づいた現在の事業の状況と今後の整備予定を総務省に提出します。

そして、なぜかソフトバンクはこの時に何の文句も言いませんでした。密室で数人で審査されるとこのようにおおっぴらに公表されていたにも関わらず。
つまり、ソフトバンクはこの審査方式に文句を言う機会は既にあり、それを見事にスルーしたわけです。
なぜ今頃になってギャーギャー騒ぎ出したのでしょうか。


で、この競願時審査基準を見る限り、明らかにUQの方が優位です。
基準Eの「割当済周波数を有していないこと又は割当済周波数幅に対する契約数の割合がより大きいこと」という点で、契約数はUQの方がはるかに大きいわけですから当然UQ優位です。

また、WCPの契約数は140万もありますが、残念ながらこれは不自然です。
というのも、ソフトバンクはAXGP搭載のAndroidスマートフォンが明らかに全く売れていません。
最近ようやくIGZO液晶搭載機の203SHというヒット商品が出ましたが、それでもこの発表している数字のボリュームから考えると数%程度に留まるはずです。
また、スマートフォン以上に厳しい5GB/月という制限がある(2012年10月から突然改悪した)モバイルWi-Fiルーターが大量に売れているというのもおかしな話です。
こんな体たらくなのに、毎月10万以上も本当に契約されているのでしょうか?


・ソフトバンク並びにWCPはMVNOに回線を貸し出した実績がほぼ皆無、またWCP単独で契約する方法が無い

また、上記の競願時審査基準の中には「多数の者に対する電気通信役務の提供又は電気通信設備の接続その他の多様な方法による基地局の利用を促進するための具体的な計画がより充実していること」というのがあります。
つまり「携帯電話事業者を除いた、仮想移動体通信事業者(MVNO)への回線提供計画」ということで、各社のAndroidスマートフォンに搭載されてるAXGPやWiMAXの分を除いた、MVNOへの通信回線の開放についても審査基準となっています。

WiMAXはBIGLOBEやnifryなどの固定回線プロバイダや、ビックにヨドバシなどの家電量販店などなど、多数の事業者に回線貸し出しを行なっています。
広告でよく「モバイルWi-Fiルーターがクレードル付きで0円」とか「Nexus 7 8GBがもらえる」とか見掛けるのはそれです。

で、ソフトバンクというかWCPの、MVNOへの回線貸し出し実績はというと・・・ほとんどゼロです。
現状、携帯電話事業者(つまりソフトバンク)を除けばTOKAIコミュニケーションズの1社のみです。

高速モバイルデータ通信サービス「モバイル4G @T COM(アットティーコム)」提供開始のお知らせ│@T COM(アットティーコム)
http://www.t-com.ne.jp/info/2012/11/4g_121101.html


しかもAXGP単独で契約することは不可能で、必ずソフトバンク回線も契約しなければなりません。
これはソフトバンクでも同じ事で、どうあがいてもソフトバンク回線の契約も必須になるのがこのWCPのAXGPです。
というか、そもそもWCP自身が直接MNOとして回線契約を消費者と結んでいる数が0なのは異常です。
UQはUQ WiMAXとしてCMも打ってますし、当然一般向けに回線を直接提供しています。

こんな状況なのに、何をどう主張出来ることがあるのでしょうか。


・公正な割当を実現する「電波オークション」に反対していたのはソフトバンク

孫正義は今回の下品な記者会見で「KDDIとUQは天下りの巣窟だー」とほざいていましたが、もしそれで本当に割り当て方針をねじ曲げてしまっていたとしても、それならばずっと前から実施を検討されている「電波オークション」での電波提供を実施すれば全て解決します。

現在、日本では総務省が免許を交付する形で事業者に電波を割り当てています。
つまり、電波を所有するのはあくまで国であり、電波はレンタルなわけですね。
そのため、免許交付された事業者が破綻すると、一旦国に返上する事になったりします。

逆に、先日ソフトバンクが買収を確定させたSprintのあるアメリカなどでは、電波をオークションで事業者に競り落とさせ、事業者に電波を所有させています。
つまり電波は事業者の財産という事であり、これを売買する事も可能です。
先進国ではこの電波オークションが行われるのが普通です。

という事で、天下りの影響をゼロないしゼロに近くしたいなら、オークションで電波を売買するところからスタートすればいいだけの話なんですよね。
天下り先というのを考慮して云々というのが全て排除出来ますから。

で、そんな電波オークションを実施しようとする動きに大反対したのが他でもない孫正義です。

【政治】ソフトバンクの孫正義社長、電波オークションの早期導入反対で総務副大臣に陳情 - デスクトップ2ch
http://desktop2ch.tv/newsplus/1322214688/


何と、天下り排除システムに反対するために総務省に乗り込んで行ったのです。
おかしいですねー、これこそ公平な電波割当を実現するのに、何を反対する理由があるのでしょうか。
記事ではオークションだと割当までの時間が掛かるからどうこうと言っていますが、今回孫正義は「国民の財産である周波数を、総務省内の数名の人間が主観で、サマリーシート(要約資料)だけ見て決定する、そのプロセス自体がおかしいのではないか」としていますが、そのプロセスでさっさと電波を割り当てろと言ったのは紛れもなく孫正義です。
また、文句を言う機会は割り当て審査基準の公表時にもあったはずですが、その時になぜ何も言わなかったのでしょうか。

この辺りの指摘は池田信夫氏がずっとされており、内容も非常にしっかりしています。

電波は孫正義氏のものではない(池田信夫) - BLOGOS(ブロゴス)
http://blogos.com/article/25476/


また、このオークション反対陳情の時には金の事もギャーギャー騒いでいましたが、そもそも現在の免許交付方式では電波利用料というのを払う義務があるので、購入したらそれが財産となるオークション形式より不利なはずなんですよね。

なぜ孫正義は今回真逆の主張をしているのでしょうか。
しかも、さらに矛盾は続きます。


・なぜか900MHzや700MHz割当の際には一切文句を言っていない孫正義

孫正義は「国民の財産である周波数を、総務省内の数名の人間が主観で、サマリーシート(要約資料)だけ見て決定する、そのプロセス自体がおかしいのではないか。」と言っていますが、まさにそのやり方でソフトバンクに割り当てられたのがプラチナバンドとソフトバンクが勝手に呼んでいる900MHz帯です。
この時、ソフトバンク孫正義は文句を言うどころかニッコニコ。

“プラチナバンド”獲得!孫社長による喜びのコメント - NAVER まとめ

http://matome.naver.jp/odai/2133047828400976101


不思議ですね、総務省内の数名の人間が主観で、サマリーシート(要約資料)だけ見て決定するというプロセスでソフトバンクに割り当てられたのに、なぜ何も言わなかったのでしょうか。

さらに700MHz帯割当方針で「900MHzが割り当てられた事業者は優先度を下げる」とした総務省に対しても、文句を言うどころか素直に「申請しない」と発表していました。
ただ、その後700MHz帯が割り当てられたイーモバイルをそそくさと買収したわけですが。

繰り返しますが、なぜ、900MHz帯や700MHz帯が割り当てられた時に一切文句を言っていないのでしょうか。


・天下りが理由なら、900MHzや700MHzはソフトバンクに割り当てられていない

単純明快です。
天下りが理由なら、900MHzや700MHzの割当に関してもっと揉めていたはずですし、天下り先となっているらしいドコモとauに有利な割当となっていたはずです。
ま、そもそも900MHzがソフトバンクに割り当てられた時点で、他社に700MHzを割り当てないと、ソフトバンクが殊更に主張する「イコールフッティング」から大きく外れる事になります。
また、審査内容も妥当と考えますし、「帯域幅あたりのユーザー数」という基準がようやく出来たのは900MHzの審査時で、これはソフトバンクが強く主張した事によるものです。
で、この帯域幅あたりのユーザー数ではソフトバンクは最高点。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000148839.pdf

ただ、これに関してもウィルコムの周波数は考慮されていませんでした。おかしいですね。
要するに900MHzがソフトバンクに割り当てられたのはまさに「出来レース」だったわけです。そうですよね?
天下りが無いはずのソフトバンクになぜか900MHzがすんなり割り当てられたんです。

また、ソフトバンクが提示する天下りリストを見ると、KDDIより圧倒的にNTTドコモへの天下りが多いのですが、残念ながらNTTドコモは制限付きバンドを2つも抱えています。
特に今やLTEで国際バンドとなった1.7GHzは東名阪でしか使えません。
本当に天下りが影響しているのなら、ドコモはもっと有利になっているはずですよね。

つまり、天下りなんて全く関係無いわけです。
・・・いや、天下りというよりは総務省とのズブズブさが最も関係しているかも知れません。


・ソフトバンクは総務省とズブズブである

俺は以前からソフトバンクのB-CASカードバラ撒きについて指摘しています。
B-CASの問題は皆さんご存知かと思いますが、軽く知りたい方は以下の記事をお読みください。

ソフトバンクがどう見てもB-CAS利権に絡んでる、という話。【天下り】
http://nosoftbankno.blog84.fc2.com/blog-entry-234.html


このB-CASという仕組みは実にガラパゴスで、地上デジタル放送にコピーガードなんぞ掛けてるのは世界中で日本だけです。
様々な利権が絡んでいる仕組みのはずなのに、孫正義は一切それに触れません。
それどころか様々な製品に総務省絡みなB-CASカードを付けて安値でバラまいています。おかしいですね。
これも一種の天下りです。B-CASカードがソフトバンクに天下っています。

また、孫正義と宮川は「総務省から10MHzずつで割り当てすると言われた」「総務省を信じた」とハッキリ語っており、これぞズブズブである証拠です。
しかし、その割り当てが無かったという事は? これは嘘だという事です。
実際はもっと別のやりとり、もっと言えば密約をしていた可能性が大きいです。何せ26日に行った会見では「この発言の証拠は無い」と言っているのですから。
ソフトバンクが欲しいのは既に30MHz幅の割当がある2.5GHz帯ではなく、次に割当予定がある1.7GHz帯の10MHz幅である事は明白です。
買収したイーモバイルと隣接した周波数ですし、auは1.7GHz帯を持っていませんし、ドコモは東名阪限定です。
今回の割り当て方針から考えると、隣接した周波数帯を持っているイーモバもといソフトバンク有利でしょう。

ニュース - 総務省が1.7GHz帯利用意向の調査結果を発表、ドコモ、KDDI、イーアクが割り当て希望:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20121026/432981/


また、そもそも事前に出ていた審査内容を鑑みれば2.5GHz帯がWCPに割り当てられる可能性はゼロだったわけで、つまり孫正義と宮川のこの下らない新作コントは「単なるUQに対するネガティブキャンペーン」です。
これは26日の会見を見れば明らかです。記者からの鋭いツッコミに全く対処出来ておらず、また内容は総務省叩きの名を借りたUQバッシングです。
詳しくは石川温さんのメルマガ44号 http://ch.nicovideo.jp/226/blomaga/ar300221(有料)に全文書き起こしが掲載されています。
次記事で引用して軽くツッコもうかとは思っていますが、本当に大量なので面倒だなぁ・・・

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とりあえず、問題点を知って欲しいためザックリと書いてみました。その内また追記していきます。

いかに孫正義の行動が矛盾だらけで何の説得力も無く論外であるか、というのがさすがにわかるかと思います。
これ読んでわからなかったら頭おかしいですよ。
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テーマ : 許されない出来事
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