ヤフー、186億円追徴課税の取消訴訟で敗訴。地裁は脱税であると認めました  このエントリーをはてなブックマークに追加

ヤフーの追徴課税 取り消し請求棄却 東京地裁 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140319/trl14031910550000-n1.htm

186億円の追徴課税巡りヤフー敗訴 処分取り消し訴訟:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG3L5K7BG3LUTIL02Q.html

追徴課税巡りヤフーの請求棄却 東京地裁 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1804U_Y4A310C1CR8000/

 ヤフーが子会社の買収を巡って東京国税局に追徴課税されたことを不服とし、約186億円の課税処分取り消しを求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であり、谷口豊裁判長は請求を棄却した。この子会社が損金として計上した「のれん代」を巡る課税処分の取り消しを求めた別の関連訴訟でも同日、谷口裁判長は請求を棄却した。

 地裁はいずれも判決理由の閲覧を制限した。

 訴状などによると、ヤフーは2009年、データセンター運営のIDCフロンティア(東京・新宿)を約450億円で買収した。国税当局は10年6月、買収が事業目的ではなく、企業再編税制を利用して法人税負担を減らす目的だったと判断し、約265億円を追徴課税した。

 ヤフー広報室の話 主張が認められず残念。まずは判決を精査したい。



皆さん、ヤフーとソフトバンクが巨額の脱税を行っていた事はご存じでしょうか。
2010年に265億円も追徴課税されていたのですが、これに対して取消請求訴訟を起こしていました。

しかし、今年3月にようやく地裁で判決が下され、予想通り2つの請求は棄却されました。
つまり地裁はヤフーとソフトバンクが脱税したと認めた事になります。

この事実を皆さん知っておきましょう。
100億円の寄付? それがどうした。
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以前にも書きましたが、改めて書いておきましょう。


ヤフー、540億円の申告漏れ 子会社買収で
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010063001001064.html

 ヤフーは30日、東京国税局から、データセンター業務を手掛けるソフトバンクの子会社買収が節税目的だったとして、約540億円の申告漏れを指摘された、と発表した。追徴課税額は約265億円になる見込み。

 ヤフーは「当局の指摘は一方的で予断に満ちている」として、国税不服審判所に申し立てる考えだ。認められない場合は提訴する。ただ、金利負担を避けるため支払いには応じる。

 同社によると、東京国税局が問題視したのは2009年2月にソフトバンクの子会社「ソフトバンクIDCソリューションズ」を買収した取引。事業目的ではなくソフトバンクの資金需要に応えるための形式的なもので、買収額についても不当に引き上げられていると指摘されたという。

 ヤフーは「買収はデータセンター事業の戦略的基盤を構築するためのもので、実際に成果も出ている。海外をみても、ネット企業がこの事業領域に進出するのは当然だ」と当局に反論している。

 ヤフーとソフトバンクの契約に基づき、追徴課税額約265億円はソフトバンクが負担する。ソフトバンクは事業税などを差し引いた約248億円を10年4~6月期に特別損失として計上する。


2010年のニュースですが、この件、意外と知られていないんですよね。テレビでの報道が制限されているのでしょうか。今回の判決についてもあまり大きく取り上げられていない気がします。

ヤフーは540億円の国税局から申告漏れを指摘されていました。
要するに国税局に「それ、事実上の脱税だよ」と言われたという事です。

スキームについては説明出来る自信が無いので、こちらのブログ記事を全文転載します。
この記事、2009年4月の記事なんですが、スキームを理解し、これが脱税行為であると指摘しています。
まあ、あまりにあからさまだったって事でしょうか。

ソフトバンクのブログ | ついに子会社切り売りへ
http://maruta.be/sbblog/35

二つのニュース。一つは、こちら。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/02/19/22508.html

ソフトバンクがデータセンター事業会社をヤフーに売った、という話。このときは、グループ内での売買なので連結決算には関係ないよ、なんてことを言いつつ、ヤフーとデータセンター事業の相乗効果が云々、なんて言ってましたが。

そもそもこのときからおかしかったんです。ヤフーなんて、アプリケーションの最上位ともいえるカルチャー事業。一方、データセンターってのは通信インフラのさらに下の不動産インフラ事業。この二つをくっつけることの意味がまったくわからなかった。どうせ体のいい資金調達の何かなんだろうとは思っていましたけど、とにかく無理のありすぎる子会社売却。これによりヤフーはソフトバンクに450億円を支払いました。

つぎに。

http://www.nikaidou.com/2009/04/post_2553.php

きれいなニュースソースがないので、ブログより。ソフトバンクがヤフー株売却、というニュース。

ソフトバンクはヤフー株56万株を社外に売って125億を得て、ついでにヤフーは自社株118.5万株を消却して、ソフトバンクの持ち株比率を維持、というように報じられていますが。

これ、先のニュースと合わせて考えると、ちょっと面白いんです。

ソフトバンク単体はヤフーから450億の現金をゲットし、ヤフーはIDC株を手に入れます。

次に、ソフトバンクはヤフー株を売ります。ヤフー株には、ヤフーが持っているIDC株の評価も含まれています。ヤフーの総資産が3700億ほどですから、IDC株450億円相当とすると、約12%ほど。ヤフー株の12%は、IDC株でできています。

株を社外に売るのも、株を消却するのも、自分以外の人に株の価値を転嫁するという意味では効果は同じ。売却分56万株は全部、消却分118.5万株はソフトバンク持分4割を除いた残りの6割の価値を、ソフトバンク以外の株主に分譲したことになります。これが、約70万株になりますから、あわせて126万株に相当する放出を行ったことになります。

そして、ソフトバンク株の12%はIDC株でできている、という話。つまり、126万株の12%、15万株分は、実は丸々IDC株なんです。このお値段は、時価で70億ほどになります。

すると、評価損を除いて30億ほど、ソフトバンクはIDC株の売却で売却益をグループ外から得ている計算になります。

これでソフトバンクの資金調達のスキームが見えてきましたね。とうとう銀行にさえ無視され始め、ついに子会社の切り売りを始めたわけです。とはいえ、ソフトバンク子飼いの子会社なんて、普通の企業ならほしがりません。この経済情勢ではリスクテーカー寄りの投資家でさえ手を出さないでしょう。単純に売りに出しても売れるはずがないんですね。

そこで、時価評価額がめちゃめちゃ高いヤフーをパイプにすることを思いつきます。まずグループ内のヤフーに法外な値段で売りつけておいて、次に、ヤフー株を手放すことで、そこそこの売却益を得る、という方法です。

事実、IDCなんて、450億もの値段がつく会社じゃありません。50億つけばよしという程度の会社。だって資本金15億円ですよ、あなた。自己資本比率10%未満と考えても資産価値150億そこそこ、万一そんなに自己資本比率が少ないなら、それだけで敬遠されて値が下がります。そんな会社に450億もの値段をつけて売ったわけです。普通なら、買ったほうのヤフーに非難が集中するはずですが、なにせ非難する側の株主がソフトバンク自身。ソフトバンク株主に対しても「グループ内取引なので損得なしですよ」と言い訳するわけです。

単純にヤフー株を売っても、利益はそれだけ。だったら、ヤフー株を売る前にヤフーに死ぬほど高い買い物をさせて現金を搾り取ってから売却しちゃおう、ということです。

これ、もろ粉飾ですよ。

ヤフーの時価総額があまりに大きいので目立たないだけで、完全に子会社の切り売りですよ。しかもそれをさも売っていないかのように装う。グループ内で移籍しただけのように見せかけて、実はその価値の一部を放出して現金を得ているわけです。

その「放出」が実際に行われたのは、ヤフーが自己株消却のためにおこなった、自己株買い付けです。ここで株の代金として支払ったお金の一部が、IDCを切り売りした対価ということになります。

まぁ、こういうことを思いつくのはさすが孫正義というしかありませんが、いつまでもそうやって株主と市場をだまし続けられるでしょうかね。

それ以前に、そこまでして小銭をかき集めなきゃならないほど短期資金に窮迫しているということがわかって、ある意味哀れでさえあります。昨年の経費・投資の支払いはすべて今年度の4~6月に先送っているわけですが、ひょっとするとこの4半期で、キャッシュクラッシュ、何てこともありうるかもしれません、ここまで逼迫しているとなると。

下請けをいじめ、市場をだまし、利用者をなめきった商売をしてきたツケがいよいよ支払われるかもしれません。そのときを楽しみに待ちたいですね。


そして、追徴課税を受けました、と。
事業目的ではなくソフトバンクの資金需要に応えるための形式的なもので、買収額についても不当に引き上げられていると指摘されたわけです。
で、これを受けての孫正義の言い訳が楽し過ぎます。

ソフトバンク:4~6月期、増収増益で最高益更新--「基地局を倍増させる」
http://japan.cnet.com/news/service/20417643/

純利益が約3割減となった要因としては、2月にヤフーへソフトバンクIDCを売却したことが国税局から税務目的だと指摘され、追徴課税を247億円支払ったためだ。これに対しソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は、あくまでもヤフーのクラウドへの展開やサービス増強のためにデータセンターを売却したと強調する。
「国税局の指摘は全くの的外れ。IT業界の常識から逸脱した見方であり、世界中から笑われてしまう。日本の国税局は遅れているということを明確に指摘したい」と国税局を強く批判し、支払った247億円については「後で戻ってくるお金だと思っている」とコメントした。


はい、そうですか。その反論が的外れでしたね。
別に売却自体に問題は無いですよ。ですが、価値の無い会社に価値を付けてグループ会社に売却して最終的に現金を得ている事が問題視されていますから。
そして、この度晴れて脱税だったと認められました。
払わないと金利が付いてしまうので一旦払った上で訴訟を起こしましたが(特損計上済み)、これでは後で戻ってくる事はないですね。

ちなみに、地裁の判決理由の閲覧はなぜか制限されています。
見られると何か問題でもあるのでしょうか。スキームの問題点でも詳細に記載されてて、それがおおっぴらになると困るからヤフー・ソフトバンクが懇願でもしたんですかね?
見たいなー、是非とも見たいなー。情報革命とか役に立たないんでしょうかねぇ。

まあ現時点では地裁での裁判が終わっただけなので、支払いを確定させたくないヤフー・ソフトバンク(追徴課税を支払うのはソフトバンク)は控訴しそうな感じですかね? 本当に国益を害するゴミ企業です。税金払え!
しかし、結審まで3年も掛かっている裁判なので、これ以上無駄な時間を掛けてるヒマは無いでしょうし、高裁には控訴されてもさっさと棄却するようにしていただきたいものです。
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テーマ : 許されない出来事
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