ソフトバンクのロボットpepperが頭金21万円、3年で96万円(保証込)を分割払いな件について  このエントリーをはてなブックマークに追加

明らかにネタ切れしてきたソフトバンクが手を出した次の一手、ロボット事業。
ソフトバンクは2013年にフランスのアルデバラン社を連結子会社としており、2014年にエロ顔のロボット「pepper」を発表しました。
その値段、198000円(税抜ね。税込だと213840円)。ロボットのクオリティからすると、絶対ありえない価格でした。

もちろん、その話を聞いた"賢い人達"は思うわけです。
んなわけねーだろ、と。そんな価格で真っ当に売るわけねぇじゃん、と。
高額な月額料金を取るに決まってる、と容易に予測出来るわけです。なぜならソフトバンクだから。

そして2015年2月にようやく料金の詳細が発表されたのですが・・・案の定。
保証込みで3年総額117万(税込)ほど掛かるという仕掛けだったのです。

では、料金含め、ソフトバンクのロボット事業の危ない面を記していこうと思います。
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まずは話題の料金について。当ブログでは基本、税込表記ですよ。

ソフトバンクは2014年のpepper発表会にて、価格を198000円(税抜。税込だと213840円)と発表。
その後、アプリデベロッパー向けのイベントで限定200台を先行販売。同時に「デベロッパー特別パック」なるものに加入しないといけないとしました。

デベロッパー向けに「Pepper」を限定200台先行販売 | ソフトバンクロボティクス株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンク
http://www.softbank.jp/corp/group/sbr/news/press/2014/20140920_02/


これに加入すると3年間、クラウドでの画像・音声認識、サンプルアプリなどが利用出来、保証も付いてきます。
これが9800円(税込)*36回払い。一括価格352800円(税込)です。
つまり、契約した時点で本体価格の213840円とは別に、352800円の支払い義務が発生します(別途、契約手数料も税込3240円発生)。総額約57万円(クラウドや保証が使えるのは3年だけ)。発表時にそんな話聞いてねぇぞ、と。
この時点で既に「おい、これ大丈夫か」感が漂っていたのは言うまでもないところであります。案の定、記事になってたり。

ASCII.jp:「100万台出ないとビジネスには……」テックフェス参加者が漏らす Pepper期待と不安
http://ascii.jp/elem/000/000/935/935755/

「エンタメ業界としてはPepperに手足は必要ないと思える部分もある。音楽、人工音声などと合わせて活用してみたいと期待している部分はある。本体価格は知っていたが、月額の利用料(デベロッパー特別パック月額9800円×36ヵ月)がこれほど掛かるとは知らなかった。アプリの流通価格などわからないが、これでビジネスモデルをどう考えていくかが重要になる」(エンターテインメント事業者)


うん、だってソフトバンクだからね。踊らされた時点で負けでございます。


そして、この月額利用料は序の口でありました。
2015年2月にソフトバンクが「一般発売するけど、ひとまず開発者向けに300台売るわ」としてpepper発売を発表。

感情認識パーソナルロボット「Pepper」を開発者向けに発売 | ソフトバンクモバイル株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンク
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2015/20150220_02/


ここで発表された価格が驚愕でありました。
何と本体価格の213840円とは別に、pepper基本プランという、3年間のクラウド認識機能と基本アプリケーションやアプリストアの利用料が15984円*36回払い、総額575424円が必要とのこと(契約は任意らしい)。
先ほどのエンターテインメント事業者は泡吹いて倒れてるんじゃないでしょうか。・・・生きてますか?
この575424円の支払い義務が発生する契約を結ばなければ、pepperは単なるエロ顔木偶の坊です。しかも3年限定。
3年経過後もこれらの機能を使いたい場合は、1年単位での契約で191808円が必要となります。

さらに、デベロッパー特別パックとは違い、保証は別。
3年間の保証のために10584円*36回払い、総額381024円を追加で払う必要があります。
また、押さえておきたいのが、修理費は無料ではなく「修理基本料、作業費、部品費、配送費合計で数万円程度の実費が発生するということ。(Pepper 保険パック | 料金 | ロボット | ソフトバンク)」より)
この数万円というのも怪しい話でして、デベロッパー特別パックの場合だと規約によると配送料だけで27000円程度掛かるそうですので・・・「9万円でも『数万円』」ってやつですかね?
また、修理完了まで1ヶ月掛かる見込み(あくまで見込み、ソフトバンクの「見込み」なんぞ当たった試しがない)で、当然ながらその間の利用料は減免されません。何でやねん。

さらについでに、契約手数料として10584円も必要となります。
・・・えーと、デベロッパー特別パックでは3240円だったのでは? なぜこんなボッタクリ価格になるんですか?

で、2月27日の販売予約(というか抽選申し込みらしい)についてですが、限定300台のうち30台が悪の巣窟であるソフトバンク表参道店での販売(最近は直営店でも悪質な売り方が報告されてるからね)。
こちらではpepper本体のみの購入が可能。
残りはwebでの受付となるそうなのですが、こちらでは基本プランと保証プランの契約が必須、3年総計117万円コース確定という素敵な販売方法しか用意されていません。
こんな販売方法OKなんですかね? 基本プランも保証プランも必須じゃなく任意なんですよね??

まあこんな糞みたいな販売方法でも買う人はいたみたいですよ。
3年で保証込み117万円。安・・・くは無いよね。
最初は「あれだけの動きなら117万円でも安いかも」と思いましたが、冷静になって考えてみると下半身固定だし、結局上半身と持ってるタブレットでの表現しか出来ないことを考えると、相当コスト低いんじゃないかと思うんですよね・・・握力もまるで無いらしいし。
また、デペロッパーが開発機として買った場合、これをペイ出来るのかってお話でありますし、ユーザーとして買った場合でも3年117万円の価値を実際見出せるのか、というお話でもあります。
ぶっちゃけ、現実的な元の取り方としてはいわゆるYouTuberになることかなぁとは思ってます。ブログも組み合わせれば1年で117万円は回収出来ると思います。・・・現実的過ぎますかねw


その後、2015年6月に一般発売開始となったのですが、売り方は2月の先行販売と同じ。
「本体のみでも買えますよ」と景表法に引っ掛からないようにするためか、30台だけ店舗で抽選販売。1000台はweb申し込みで、やはり基本プランと保証プランの契約が必須となっていました。
また、不思議なことに1分でweb予約完売だそうですが、物理的に1分とか無理でしょ。普通、そのレベルで殺到すると1分で終わるわけないし、何かやるごとにサーバーを落とすソフトバンクですし。本当に1000台も用意してんの?
あ、ちなみに3年経過後の利用料は月単位の契約になるそうです。いつの間に変えた。


また、その他の心配としましては、クラウドを利用するということで収集したデータの扱いとプライバシーの問題という懸念もあります。
オーナーに対してのプライバシーポリシーはもちろんのこと、第三者に対してもどうすんだって話です。
他の企業ならまだしも、ソフトバンクですからね。

Engadget Fes 高木浩光 x やまもといちろう セキュリティ&プライバシー対談 #egfes (更新:動画追加) - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2014/11/24/engadget-fes-x-and-egfes/

ペッパー君は安全なのか!? 高木浩光さんとやまもといちろうさんのトークセッションメモ : Blog @narumi
http://narumi.blog.jp/archives/17874780.html


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また、このボッタクリエロボットを作らされるハメになったアルデバラン社ですが、いつの間にやらソフトバンクにめちゃくちゃされているようです。
気が付けばアルデバラン社の株式を95%取得した上、CEOをソフトバンクの人間に交代してしまいました。

SoftBank increases its interest in Aldebaran to 95% | Aldebaran Robotics
https://www.aldebaran.com/en/press/press-releases/softbank-increases-its-interest

Aldebaran Robotics Founder and CEO Steps Down, SoftBank Appoints New Leader - IEEE Spectrum
http://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/humanoids/aldebaran-robotics-founder-and-ceo-steps-down-softbank-appoints-new-leader


これが何を示すかというと。

愛らしいペッパーの陰で、アルデバラン社は心配な状況なのか? | RoboNews
http://robonews.net/2014/12/18/aldebaran_softbank/


愛らしいかどうかはさておき(ぶっちゃけエロ顔でキモい)、どうやらソフトバンクはアルデバランのソフトウェア開発部門をソフトバンク内に移して、その技術をチューチュー吸っている模様。
また、ハードウェアに関してもiPhoneなどの組み立てでお馴染みフォックスコン(鴻海)を関わらせ、そのハードウェアの技術をチューチュー吸っているのでは、との事(事実、ソフトバンクが発表会を開いた時にフォックスコンの人間と並んでの会見だった)。

これを裏付けるように、震災のすぐ後に子会社化した風力発電開発の会社「グリーンパワーインベストメント」の株を、2015年2月にアメリカの企業に売却。
その理由は「ノウハウを吸収出来た」。2014年に企業買収した洋上風力発電の方に技術を移したいようです。
まあこれに関しては地上での風力発電が採算取れないという理由もあるのでしょうけど。だって建設していた島根の風力発電、発電開始する前だぜ?

そして、ソフトバンクは鴻海と合弁会社を設立。さらに、pepper一般発売の際に「アルデバラン社に対して鴻海とアリババグループに出資させた」と発表。
はい、終わりですね。その内、アルデバラン社はポイ捨てされるでしょう。

また、この記事での指摘が非常に的を射ておりまして。

メゾニエ氏は、ヒューマン・コンピュータ・インターフェイス分野で尊敬を集める存在。それなのに、ペッパーではヒューマノイド・ロボットとして役に立つアプリケーションを開発するどころか、人間の方がロボットに調子を合わせるように仕向けようとしているという。


確かにこのような印象があるんですよね。
「人の役に立つロボット」ではなく、「ロボットに人間を合わせさせる」。現状、そういう方向に行っている気が確かにします。
だって、事実役に立ってないじゃないですか。下らんネタやらせたりCM出したりしかしてないでしょ。
それに、ショップにpepperを置いて「集客効果があった!」とほざいていましたが、日曜日にグランフロント大阪に行ったところ明らかに客いませんでしたよ。ドコモの方が数倍賑わってました。auは…そうでもなかったけど。
そしてpepperは何も無い虚空で「コマネチ」をブチかましていました。気色悪かったです。


そもそも、pepperはアプリケーションが無いと何も出来ないわけで、これって言ってみりゃスマホなんですよ。
pepperが出来る事はスマホやタブレットで出来るわけで、それならスマホ・タブレットで十分じゃね?と。
それに、ここから技術革新が進んでいくのならばいいのですが、上記の理由からそんな事にはならないと断言します。だってソフトバンクだもん。


まあ、あまりゴチャゴチャ言い過ぎると宣伝になっちゃいそうなので、現状はこんなんですよとお伝えするに留めるとします。
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