ソフトバンクとベネッセの合弁「Classi(クラッシー)」、案の定お漏らしするしサービスが使い物にならない  このエントリーをはてなブックマークに追加

ソフトバンクとベネッセ。
共通点は?と聞かれれば即答出来る人も多いのではないでしょうか。
答えは「大規模な個人情報流出」ですね。

Yahoo! BB顧客情報漏洩事件 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Yahoo!_BB%E9%A1%A7%E5%AE%A2%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%BC%8F%E6%B4%A9%E4%BA%8B%E4%BB%B6

ベネッセ個人情報流出事件 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BB%E5%80%8B%E4%BA%BA%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%B5%81%E5%87%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6


こんなセキュリティもプライバシー保護もクソも無いワースト2社が、教育に関する合弁会社を設立したのが2014年。


出会ってはいけない2社ですよねぇ。


で、ですよ。
2020年、このツイートのフラグが回収されてしまいました。
個人情報ではないものの、不正アクセスによりIDと暗号化されたパスワード、教員の自己紹介文が流出したそうです。

122万人分IDに不正アクセス、教育サイト「クラッシー」  :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57989360T10C20A4CC1000/


さらに、このコロナ禍によりアクセスが増加したという要因はあるものの、Classiにとにかく繋がりにくくなっており、使い物にならない状況が続いているようです。

まあ当然ですけどね。ソフトバンクだし。
サーバーにとにかく金をかけずケチるソフトバンクですからこうなりますわね。


という事で、日本の教育をブチ壊すソフトバンクとベネッセのClassiについてまとめておきます。
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不正アクセスがあったと発表されたのが4/13ですが、発覚のきっかけがまた笑えないんですよね。
「4月5日、予期しない事象が発生したことで、緊急でサービスを停止した際、通信ログなどを解析して発覚」というお粗末っぷり。
気付かずそのままずっと運営してた可能性もあるわけで・・・本当にお粗末。

教育クラウド「Classi」に不正アクセス、約122万人のIDなどが漏洩の可能性 - ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1246846.html


オープンではなくクローズドな環境であるだけに、こんな簡単に漏らして、発覚のきっかけもこんなんでは話にならんでしょ。


ちなみに過去こんなPRみたいなインタビュー記事があるんですが、この中で代表取締役副社長の加藤理啓が偉そうにほざいています。

高校の“3校に1校”が導入--対面授業が主役のデジタル学習ツール「Classi」 - CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35101793/

セキュリティについては、導入学校と紐づく個人ID・パスワード認証を採用しており、管理者が個人情報の閲覧・編集制限を設定できるようにしている。ただし、「まだメールアドレスさえ持っていない先生もいて、パスワードを付箋でPC画面に貼ってしまっている人もいる」(加藤氏)ことから、Classi自体のセキュリティを強化するだけでなく、教育現場のITリテラシーを上げるために、教材を配るといった取り組みも進めているという。



いやお前らセキュリティもリテラシーも無いやんw

大体こういう発言ってブーメランになって刺さりますよね。


で、そんな120万ほどの利用者がいるClassiですが、新型コロナウイルス禍による自宅待機・ネットをを活用した学習の広がりもあって、4月からずっと繋がりにくい状況が続いているようです。

「課題が出せない」「試験が受けられない」――学校向けSaaS「Classi」がつながりにくい状態に 生徒から不満の声相次ぐ - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2005/07/news088.html


まあソフトバンクですからねぇ。
ソフトバンクはとにかく設備投資をケチりますから、こうなるのは当然です。
これに重ねて、不正アクセスによる対応でパスワード変更を全ユーザーに要求しており(平文パスワードなら強制変更する必要は無いはずだが?)、そのパスワード変更のためのアクセスによりさらに重くなるという面白悪循環が発生しているようです。

【4月26日14時30分更新】Classiをご利用の生徒・保護者の皆様へ、パスワード変更方法のご案内 | Classi(クラッシー) - 新しい学びが広がる未来の教育プラットフォームを創る
https://corp.classi.jp/news/1960/


しかも5/17までに変更しない場合は強制的にパスワード初期化するそうです。アホか。

というか、今時「秘密の質問」を設定させるってさぁ・・・2段階認証って知ってる?



しかし、「課題が出せない」「テストが受けられない」というのは致命的ですが、他にも課題や動画などの新着通知が来ないといった声や、他にも色々ありますね。






さらに、教員向けにこんな「お願い」まで。



ずっと午前8時から重くなる事象が続いているため、8~10時は先生と生徒・保護者とのやり取りに使用する「校内グループ」という機能の利用を控えろとのお願いだそうです。
最初は「GW明けだから」と言っていたものの、結局その後も継続しろと。雑過ぎでしょ。
有料サービスでこのような要請をしているようでは、日本の教育のICT活用なんて一生無理でしょうよ。

普通、アクセス増加に対する余裕はある程度は持たせておくものだと思うんですよ。
でも、それをしないのがソフトバンクなんですよね。
こういうパターンをずっと繰り返してきたのがソフトバンクなんです。
そんなクソを日本の教育現場に持ち込んではいけないんです。そろそろ学習しましょう。

ちなみにこのような事態に陥った原因として、ソフトバンクのいつものパターン「とりあえずユーザー増やせ、後の事は知らん」があります。
これも副社長の加藤理啓が語っておりました。

【Classi】異文化融合のJVが創る未来の学校教育 | incubation inside
https://incubationinside.jp/2019/05/22/classi/#i-2

―Classiが今のポジションを築くまでにどのような戦略を描いて実行されてきたのでしょうか?

プラットフォーム型の事業だと思いましたので、「面を押さえる」ことをスピード感を持って実行しました。
2014年当時、まだ学校にはインターネット環境が普及していない中だったのですが、まずは100校にサービスを使っていただくようにしました。並行してプロダクトのダメなところはどんどんフィードバックしていただきながら、「いろいろなところでClassiの名前を聞く」という状態を早く作りました。また、ベネッセの優秀なメンバーが一緒に動いてくれたので、非常に短期間で多くの学校に提供できたと思ってます。
その後の成長については、本当に良いスパイラルです。導入が進めば、お客様から学校の課題をダイレクトに聞けるようになります。他の競合よりも早く多くの課題を聞くことができた。
あとは自社内で優秀なエンジニアを採用することで、早くプロダクト化して手を打てば、お客様に満足してもらえる。そういったことを繰り返していきました。


そりゃ数増やす事だけを優先してきたら悲惨な事になりますわな。
で、今回お客様からClassiの課題をたくさんダイレクトに聞くことが出来ると思いますが、その結果は出せるんですかね?
まあ現時点で出せてない時点で終わりですけど。

なおリクルートのスタディサプリでも「お願い」はあったようですが、そもそもClassiほど酷くない状況ですし、早めの対策って感じですかね・・・まあダメだと思いますが。



さらに、Classiを利用するためのスマートフォンアプリの評価も散々です。
★1.4とか★1.2とか見た事無いですよ。













iOSのApp Storeの方ではネタレビューの巣窟になっているようですが、超低評価は同様となっています。
繋がりにくいのは当然として、UIの問題やアプリが落ちるなどの不具合も報告されていますので、今回のトラブル以前の問題もあったものと推測されます。
カス過ぎでしょ。

また、サイトのサービス稼働状況が正常となっていてもアプリからの接続はクソ重いという事が起きているようです。
どういう仕組みになってるんですかね。

週明け月曜日となった5/11は特に酷いようで、午後になってもアプリからの接続がカスみたいです。
終わってるじゃないですか・・・
なお、火曜日も水曜日も変わらずカスなので月曜日とか関係無かったです。








※追記

こんな体たらくなのに、Classi活用計画研修会なるものを5/15と23にやるそうです。アホだろ。

Classi活用計画研修会、オンラインで開催5/15・23 | 教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」
https://reseed.resemom.jp/article/2020/05/12/206.html

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また、このアクセス問題はClassiだけではなく、ソフトバンク系列の大学「サイバー大学」が提供するオンラインプラットフォーム「Cloud Campus」でも起きていたりします。

Cloud Campusを導入した大正大学が4月に怒りのお知らせを掲載していました。

事前学修におけるシステム(新入生対象)障害のお詫び | 大正大学
https://web.archive.org/web/20200412114747/https://www.tais.ac.jp/emergency_area/64785/

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、在宅学修が可能となるよう、株式会社サイバー大学が提供するeラーニングシステム『CloudCampus』を利用して遠隔オンライン教育を実施すべく準備を重ねて参りました。

 これによって、全ての事前学修のプログラムを4月末日まで実施し、5月11日からは正常に近い形で授業を開始する予定でした。しかしながら、4月13日から始める予定のオンラインによる教育活動に入る前の段階で、今回のシステム上のトラブルが発生いたしました。

 トラブルの原因を掌握している株式会社サイバー大学の見解は別掲の通りです。いずれにいたしましても、事前学修のガイダンス等のところから実施ができない状況となっており、たとえ社会的状況のためとは言え、本システムを採用した本学といたしましては大きな責任があると自覚しています。


うん、明確にブチ切れてますね。
なお4/12までに解決しない場合はCloud Campusの使用をやめるとまで言っておりましたが、流石にソフトバンクも対応したようで利用継続を決めたようです。
やめといた方がいいと思いますけどねぇ。

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こんな調子のクソシステムを日本の教育現場に持ち込むとか本当にやめてほしいですね。
時間は有限で、価値のあるものなんですよ。それを毀損するのはやめて下さいよ。
これはソフトバンク・ベネッセに言っているだけではなく、これを導入した学校にも言っています。

ソフトバンクと関わるな。

これが全てです。
皆さん本当にちゃんと考えて下さい。
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