「SIMフリーiPhone4をb-mobileで運用」を本気出して考えてみる(再追記  このエントリーをはてなブックマークに追加

MVNO、仮想移動通信事業者。
簡単に言うと他社の回線を借りて事業展開する事業者の事なんですが、例えばディズニーモバイルなんかはMVNOで、一応ソフトバンクとは別の会社扱いとなります。
あとPocketWiFiでイーモバの回線を販売してるソフトバンクもMVNOです(ただし通信事業者であるソフトバンクがイーモバの回線を販売するのは原則禁止)。


そして、ドコモのMVNO、つまりドコモの回線を借りて運営する通信事業者というものが多数存在します。
その内の1つが日本通信。SIMロック大国・日本の救世主的存在と勝手に思っております。
ブランド名であるb-mobileという名前、ガジェットヲタクじゃなくても聞いた事ある人はいるかも知れません。
あとイオンの携帯電話コーナーでSIMカードの販売を行っているのを見かけた人もいるかも知れませんが、それも日本通信です。

さて、その日本通信が販売する回線は上手く使えば、エリアが広く通信も安定してるドコモのFOMA網を安価に使えます。
なら、SIMフリーのiPhoneを買ってb-mobileで運用したらソフトバンクより快適かつ安く使えるかも?と考えたのでちょっと本気出して考えてみたいと思います。

あ、ちなみにiPhoneを例に持ち出したのはソフトバンクが力を入れて安くしてる端末だからですよっと。
これを他の端末に置き換えてもらってもOKなのでよろしく。
というか俺はAndroid端末で検討してたりします。次はiPhoneじゃなくていい。
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で、そんな風に本気出して考えようと思ったのは、あと半年で2年縛りが終わるのでそろそろ乗り換えシミュレーションしとかないとなーと考えてたのと、本気出して考えてみようと思わせてくれたプランがb-mobileから出たからです。

「talking Fair」。
「全ての人にフェアな料金プランを」というコンセプトで作られたデータ通信専用プラン「b-mobile Fair」に通話機能をプラスしたものです。
通話機能付きなので、もちろんソフトバンクからMNPが可能。電話番号そのままで乗り換えて利用出来ます。

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という事で、早速2年間の維持費を考えてみましょう。

まず最初に事務手数料3150円が必要となります。
次に基本料ですが、1290円が通話基本料として掛かってきます。
通話料は30秒21円で、これに1365円分の無料通話が付いてきます。
最後にパケット通信料ですが、120日有効な1GB分の通信料金をチャージする先払い方式となっています。
これが初回9800円で、以降1チャージごとに8350円必要です。
また、30日有効な1GB定額プランを追加購入する事も出来ます。
1チャージ3100円とお手頃なので、たくさんパケット通信する人にはこちらをオススメします。

なぜ120日で1GBかというと、ほとんどの利用者のパケット通信量は250MB/月で収まるから。
ある程度スマートフォンをヘビーに使ってる人でも、Wi-Fiと併用すれば大抵は収まります。
割とゴリゴリ使ってる俺でもほぼこの範囲で収まってますし。動画を外で観たりしないし。
ちなみに250MBの目安は大体200万パケットです。


で、4ヶ月1GB以内に収まると仮定した場合の2年間の通信トータルコストを計算してみましょう(ユニバーサルサービス料除く)。

事務手数料 3,150円
基本料 1,290円*24=30,960円
通信料 9,800 + 8,350*5=51,550円
合計 85,660円(無料通話分1,365円*24、繰り越し無し)

1ヶ月の平均通信料は基本料1,290 + パケ代2,147.9=3437.9円。
これが、わかりやすく言うと最低維持費でのトータルコストという事になります。


さて、これに対してソフトバンク版iPhoneの2年間の通信トータルコスト(機種代を省いた物)を計算してみましょう。
あ、ちなみに月月割は2ヶ月目から始まるため、25ヶ月のトータルコストで計算します。

事務手数料 3,150円(2011/9/1から値上げ)
初月 5,705円
以降 3,875*24=93,000
合計 101,855円

利用開始から24ヶ月目だと97,980円です。


ちなみに、b-mobileでちょっぴりリッチに320MB/月、つまり25ヶ月で8GB利用した場合のコストを計算すると、チャージ8回として85,660+8,350*2+1290=103,650円です。
1ヶ月の平均通信料は基本料1,290 + パケ代2843.7=4133.7円。
これでソフトバンクと大体トントンでしょうか。
あ、忘れてましたがb-mobileはSPモードやmoperaのようなweb基本料・プロバイダ代は不要です。

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※追記
1ヶ月1GB使う人でも大丈夫。
「1GB定額3100円」プランと通話サービスが組み合わさった「talking 1GB定額」が発売されました。
http://www.bmobile.ne.jp/sim_t1gb/index.html

このプランは有効期間30日ですが、1GBのデータ通信を3,100円(初回は3,480円)で利用出来ます。

という事で、こちらの25ヶ月トータルコストを「1ヶ月1GB利用」として計算してみます。

事務手数料 3,150円
基本料 1,290円*24=30,960円
通信料 3,480 + 3,100*24=77,880円
合計 111,990円(無料通話分1,365円*24、繰り越し無し)

1ヶ月の平均通信料は基本料1,290 + パケ代3,115.2=4,405.2円。
1ヶ月に360MB以上使う人はこのパターンの方が安いです。

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では、ドコモのMVNOである日本通信のメリットとデメリットをまとめてみましょう。

ソフトバンクと比較した場合のメリット
・上手く使えばソフトバンクよりも安い
・無料通話付きなので、通話時間が1ヶ月に30分以内ならソフトバンクよりおトク
・ソフトバンクと比較するのも失礼なほど広いドコモのFOMAエリアで高速通信を利用出来る(800MHzエリアも当然使える)
・テザリング可能
・縛りが最初の1年のみ、自動更新無し(1年以内の解約料10500円)
・ドコモ端末とSIMフリー端末なら自由にSIM入れ替え可能(通常サイズSIMな端末なら下駄は必要、ドコモ端末はテザリング不可)

デメリット
・メールアドレスは付与されないので、自前でGMailなど用意する必要あり
・家族割、指定番号との定額オプション、SB同士の無料通話といった通話割引制度が無い
・無料通話分の繰り越しが無い
・クレジットカード払いのみ(VISAデビットはtalkingSIMシリーズでは利用不可、データ通信専用はOK)
・申し込みはwebのみ
・MNP転入・転出共に数日かかる

といったところですかね。
特筆すべきは、テザリングが公式に可能なこと。(速度制限は無し。これも訂正・・・)
まあ通信量に制限があるので、PCやタブレット繋いでガンガンweb閲覧というのは厳しめですが・・・ちょっと使いたい時に便利。
あと縛りも最初の1年のみというのも大きな魅力。
しかし、MNPに時間がかかるという問題や、支払方法がクレジットのみで支払いが出来ないといきなり止められるなど、MVNOなりのデメリットがあったりします。

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さて、通信費のトータルコスト、b-mobileのメリットデメリットを紹介して来ましたが、ここからが最重要ポイント。

端末代と入手方法です。

まずはソフトバンク版iPhone4の端末代ですが、16GB版が46,080円、32GB版が57,600円。
入手はソフトバンクショップ・家電量販店・Appleストアで回線とのセット販売となります。


SIMフリー版iPhoneはというと・・・まず入手が難しいんですよね。

まず、リアル店舗での購入を考えてみます。
購入は以下の選択肢があります。

1.秋葉原や大阪日本橋などの電気街で探す
2.中古携帯ショップで新品正規SIMフリーiPhoneを扱っているところを探す
3.香港・タイなどの海外で購入する

1と2は確実に手に入るわけではないのが難点です。行ってみないとわからない。
2に関しては以前ジョーシンが中古コーナーで小さく販売告知の張り紙をしていた事がありますので一応書いてみた。
3が最も現実的で、旅行の予定があればついでに買うというパターンが考えられます。
あと友人に頼むという手段もアリ。
ちなみにやしきたかじん氏はハワイのAppleストアでSIMフリーiPhoneを購入したそう。
全く、日本ではSIMフリー端末が購入しにくいですねぇ。

ソフトバンクのせいで。


これが無理ならネット通販という選択肢になります。

日本のamazonやヤフオクで買えたりしますが、値段がネックだったり信頼性に不安があったりするという問題が・・・
ということで海外通販が現実的となりますが、日本通信ではeXpansysという端末やそのアクセサリーの販売サイトでの購入を勧めています。
日本語対応という安心感は確かにありますね。
というか日本通信はEXPANSYSと組んでiPhoneを仕入れる予定だったがAppleの購入制限に引っかかるため断念したという経緯があるようで・・・

ここでの現在のiPhone4の相場は16GBで約53,000円、32GBで63,000円ほど。
ここに送料が恐らく2000円(1kg未満の場合)。
約10,000円ほどソフトバンクガラパゴスiPhoneより高いですが、その程度です。
もちろん発売から1年以上経つせいもあるでしょうが。

しかし、本国アメリカですらSIMロックなしのiPhoneが購入出来るようになってるのに、日本では買うのにこんなに苦労する・・・

これはソフトバンクのせいですけどね!

どっかの糞ハゲがSIMフリーだと端末代が3万円高くなるとか意味不明・根拠不明なことをほざいたせいです。
アップルに「SIMフリー版を日本で売るな」と言ったせいです。
日本のiPadは日本の事業者だけを締め出すだけにとどまっただけマシですが。

SIMフリーなら、海外へ行った時に有利。現地の格安プリペイドSIMを買えば「海外パケット定額」とかいう糞高いパケ代払う必要がありません。
普通はSIMフリー版も取り扱うもんなんですけどね、それこそグローバルスタンダードって奴で。
なぜ日本はそんな特殊な環境下に置かれなければならないのか?という事を考え直す必要があるでしょうね。

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と、話は逸れましたが、iPhone4・16GBの端末代と2年間の最低維持費トータルコストを合わせると

SIMフリー+日本通信(1ヶ月250MB):85,660円 + 55,000円=140,660円(24ヶ月間)
ソフトバンク版iPhone:101,855円 + 46,080円=147,935円(25ヶ月間)
SIMフリー+日本通信(1ヶ月1GB):111,990円 + 55,000円=166,990円(25ヶ月間)

1ヶ月の通信量が250MB以内なら、ほぼ変わらない価格で持つ事が出来ます。
また、1ヶ月1GBとたっぷり使うパターンだとソフトバンクに20,000円プラスということになります。

もちろんソフトバンクの場合はここにキャッシュバックなどの要素が絡んできます。
同時にゴミ(フォトビジョン)やゴミ(みまもりケータイ)を契約させられる可能性もありますが。

その代わり、「海外に行った場合は現地でプリペイドSIMを買って使えるSIMフリー」と「1日1980円からで25MB以上使うと2980円のパケット代が掛かる糞高い『海外パケット定額』なソフトバンク」という差や、自動更新な2年縛りの有無などの差があります。
当然エリアの違い、回線品質の違いといった部分はお金に換算すると相当なものではないでしょうか。
また、端末にトラブルがあった場合はSIMフリー版はもちろん、ソフトバンクで買った物も直接アップルでのサポートということになるので問題ありません(アップルのサポート自体に問題がある場合は知らない)。
iPhoneに関しては、サポートに差というものが生まれないわけです。

ソフトバンクと比べた場合、デメリットがメリットを軽く上回ると思います。


で、本当はこういう「プリペイド式従量制」を大手キャリアが採用してくれればいいんですが・・・
例えば300MBで3000円、とかね。多くの人はこれで値下げされるんですよ。
しかし、ARPU(1人当たりの利用額)が大きな基準となっている以上、ARPUを下げるような真似は絶対しないでしょう。
ソフトバンクは特に、絶対にしません。パケ代を下げるなんてことは絶対にね。
という事で、こういう隙間を埋める存在として、小さな事業者であるMVNOには頑張って欲しいんですよね。

ま、1つの選択肢として全然アリという事で、記事を締めたいと思います。
Twitterの鬼瓦アイコンのオッサンはキレると思うけど(奴は日本通信のような形のMVNOが嫌い)。

あと「2台持ちで安くなる」は論外な!
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